ロゴス学堂

世界でほぼ唯一の体系的かつ総合的な魔術を教授する魔導学校。

東欧の森の奥、異界化した古城が本拠地

元来秘密主義、個人主義的な一面を持ち家系や閉鎖された組織内で継承、研究されてきた魔法を現代の学問研究のように組織化し効率化を図ったことにより強大な実績と地盤を確保した一大魔法組織

元々はとある王の魔術組織から始まった組織だが、1600年頃から組織として一気に力を増した
その為魔術師の組織としては比較的若い部類に入る

魔法は秘匿されるべきという大原則に魔術師限定とはいえ大きく切り込んだだけあって未だに反発する家や組織も多い

7つの学科と1つの特別学科に分かれており、取得授業の制限や入学に関する年齢制限の概念も無い

つまり己が極めるべき、或いは至るべき姿と魔術を見据え、己の研鑽に励むことが求められる。

基本的には全ての魔術に通じる基礎的な科目を修得した後に自身の魔術系統に沿う学科へと進み、講師に個別に師事したり、実習を重ねることでそれぞれの魔術を極める

魔術系統の更なる発展の為に幾つかの学科を掛け持ちすることも多く、学びの幅はとても広い
第一学科「基礎魔術科(プリマ)」
基礎科目の講義を行う学科で、所属を決めていない学生や特段所属を決める気の無い者が自由に研究・研鑽を積む学科。
ある意味一番放任主義であり、ロゴスの理念とは若干反する部分もあるが、ある種の天才を育て上げたり、予想外の成果を生み出したりもする

学科長はジュリア・ブラッドベリ
第二学科「降霊科(ネクロマンシア)」
最も古い魔術の一つ、上位存在と人間を繋ぐ魔術という概念の中でも最も直接的にそれを行う降霊術を学ぶ学科。
降霊術とのつながりで召喚術や悪魔に関する研究などかなり幅広く分野を抱えており、生徒・講師の数ともにロゴスの最大派閥

学科長はアン・シャトレーヌ
第三学科「天文科(アストロノミア)」
古来から吉兆や作物の収穫、時の計測など人々の生活に根差した神秘性を持つ天体。
今や科学の発達によって多くの星の真実が明らかになったとしても、その神秘性を基盤とする魔術は多く、星々と様々な概念との照応は魔術に欠かせないものである
どんな魔術にも存在する概念であり、これをメインとしなくとも遠からずどこかで巡り合う概念であるため、講座や演習の開講数がとても多い

学科長は
第四学科「錬金科(アルケミア)」
現代の自然科学の礎にもなり、魔術師たちが追い求めるこの世の摂理に最も干渉する魔術体系。
「ある物質をある物質に変える」という物質変換や、それを概念まで拡張した日本でいう所の「見立て」のような概念変換など、変換の技術を主に学ぶ

学科長は
第五学科「生物科(ビオロギア)」
魔術の触媒や材料として欠かせない植物や幻獣たちの生態調査に始まり、強大な力を持つ龍やその他の神獣、妖精に至るまで、魔術的生物たちの利用や使役、創造までもを行う学科。
「生物」には当然人間も含まれており、所属する生徒や講師たちも少なからず後天的な人外が存在する
第六学科「呪言科(セルモ)」
詠唱法や記述に使われる文字、究極的には原初の摂理を直接的に文字や言葉として表すことを目指す学科
かなり確固たる目的を持っており、真理への道を探る研究者型の魔術師が多い

学科長は
第七学科「伝承科(ロア)」
元々は呪言科と降霊科の中間分野としてひっそりと小規模な研究室があったのみだが、とある人物の強力な後押しにより学科として設立された
分野としての歴史は古く、
神話に伝わる魔術や英雄、宝物の復元や解析を専門に行う学科で、多分野に跨った能力が必要とされる
要求される能力の高さゆえに最も生徒が少ない学科
第八学科「現代魔術科(ネクスト)」
1900年以降の急激な科学の普及に伴って設立された、科学と魔術の融合を目指す新時代の魔術概念。
様々な魔術体系の方法を科学に照応させ、召喚術に都市伝説を利用したり、所謂オカルトと呼ばれるような概念も新時代の神話として取り込む挑戦的な学科

魔術系統

魔術の種類や特徴、歴史的背景によって魔術を分類したもの
かなり多様な分類があり、家系や組織によっては同じ魔術でも違い、一意に定まるものでも無いので正直名がついているだけ
大事なのは自分の特性を知ることである
メタ的には魔術の演出用。ルーン文字を書きたければルーン魔術、祝詞を唱えたければ陰陽術を魔術系統としよう
オリジナルの魔術系統作っても良いよ

魔術師

魔術を使う人のこと。
一般的な魔術師の思想は学問の研究者に近いところがありつつも、それを超越した執念というべきものも併せ持つ
つまり、何らかの知的好奇心に従って、或いは原初の摂理の解明を目指して魔術を学んでいくという姿勢を持ちつつ、それを自分のみならず自分の子孫全てに継承していくような、閉鎖的な姿勢が魔術師のスタンダードである。
ロゴスでも基本的な姿勢は変わっていないが、科学者と同じように魔術師の全てが真理を追い求めるのではなく、その他の魔術組織に入ることで家の影響力を高めたり、己の研鑽を積むことで真理ではなく純粋に強力な魔術師となることを目指したり、人々の為に戦ったりと多様性はある
魔術を道具として扱うか、目的として扱うかという問題は常に魔術師達を二分する話題であり、個人や家の哲学が如実に現れる。

ロゴスの理念

魔術学科のシステムでもわかる通り、ロゴスの基本は真理の探究にある
ただし決してそれ以外の道を否定するという訳ではなく、退魔組織「白の旅団」やバチカンのエクソシスト達にもロゴスの卒業生は多い
学科では科は一つの魔術に固執するのではなく、多くの魔術の中から共通する要素や拡張に使える方向性を見出し、原初の摂理を解き明かす為に魔術を編纂し続ける
ある意味では学科ごとにある種の魔術系統があると言っても良い

ロゴスの設備

外観は古めかしい古城だが、内部は空間が拡張されており、近代的な設備と魔術組織にありがちな古めかしい部分が同居して大分混沌としている。一部の講師が密かに増設したり改築した歴史もあり、全容を把握している者は殆どいない。
設備としては教室、図書館、ゴーレムたちが腕を振るう食堂、基本個室の寮、魔術の実習やちょっとした腕試しに使われる実習室、魔法生物たちを飼育している飼育場や植物園、運動場等結構色んな設備がある(勝手にrpで増やしてもいいよ)
全寮制ではあるが外出は自由である。ロゴスのある地点は異界化しているため距離の概念が薄く、きちんと手順を踏めば各国の決まった地点にでることが出来る

サークル

一般的な学校程盛んな訳では無いが、同じような趣味を持った生徒たちでサークルを作り、活動している所もある

決闘・戦闘

真理を探究する魔術師にとって戦闘技術やそのための修練は二次的なもの......という建前はあるものの、現実に魔術が戦いの道具として使われてきていた歴史であったり、シンプルに自分の魔術レベルを図る手段であったり、ロゴスを出た後の自衛手段や退魔組織に入った場合の備えとして戦闘訓練の科目は存在するし、個人間での訓練或いは私的な事情による決闘もやり過ぎなければ黙認はされている

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